気になる肌の赤みと凹みを改善する方法

素肌

肌の赤みには敏感肌やニキビ、脂漏性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、酒さ(しゅさ)など炎症が原因で皮膚自体が赤くなる場合と毛細血管拡張症や赤面症など血管の拡張が原因で赤くなる場合の2通りがあります。それぞれの場合で対処方法が変わってくるため、何故肌が赤くなっているのかまずは原因を把握することが大切です。赤みを消す方法は4つあります。

①メイクで消す。
下地やコンシーラーといったコントロールカラーで赤みを隠します。根本的な解決ではありませんが、即効性があります。下地は広範囲の赤みをカバーできますが、薄く伸ばして使用するためニキビや湿疹といった凹凸のある赤みには効果が期待できません。コンシーラーは下地ではカバーしきれない赤みを隠すことができます。しかし、広範囲に使用すると全体的に厚塗り感が出てしまいます。メイクで消すのは炎症、血管の拡張どちらが原因でも有効な手段です。


②スキンケアで消す。
この場合は、炎症と血管の拡張どちらが原因なのかを知る必要があります。炎症が原因のときはビタミンC誘導体やフラーレン、トコフェロール(ビタミンE)などが配合された化粧品を使用します。血管の拡張が原因のときは、血流を良くする効果があるビタミンKが含まれた化粧品が効果的です。血流がスムーズに流れるようになると、血管が広がりにくくなるからです。試してみて、肌に合わなかったら使用をやめるようにしましょう。


③食生活を見直す。
熱い飲み物やアルコール、カフェイン、スパイスの効いた食べ物などは毛細血管を広げるため、肌の赤みの原因になります。過剰な摂取には注意しましょう。


④皮膚科に行く。
皮膚科では炎症に効く薬を処方してくれます。血管の拡張が原因なら保険が適用されるレーザー治療のほか、光治療、硬化療法などの施術が受けられます。セルフケアより早く効果的に赤みを消すことができます。


肌の凹みには2種類あり、表皮レベルでの凹みと真皮レベルでの凹みです。表皮での凹みはターンオーバー(肌の修復)で改善されます。ターンオーバーには正しい生活習慣が大事です。睡眠をしっかり取る、野菜を摂取するなど基本的なことから見直すのがポイントです。ターンオーバーを促進する化粧品などはありません。真皮に達した凹みはターンオーバーでの改善は期待できないため、治療費は高額になりますが、医療機関を受診するのが一番です。ターンオーバーは1か月から2か月ほどかけて行われるので、その期間に治らなかった凹みは真皮レベルの凹みと判断できます。

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